ハーフムーンのカシミヤは天津で生産されています。
— Once upon a time in Roppongi…昔々六本木で。。。 —
つまり、カシミヤの製品は ㈱レ・アール時代 からずっと天津で製造していました。
もちろん、今も。そして、これからも。
ハーフムーン・デザインハウス㈱では、秋冬の素材としてカシミヤに1番力を入れて企画生産しています。
それはカシミヤが数多い繊維の中で、軽くて柔らかく、保温性、吸湿性に優れているだけでなく、美しい光沢を持っているからです。
この美しく希少な素材を使って、私達はハイクオリティな製品を皆さまにご提案しています。
ハーフムーン・デザインハウス㈱では、品質管理の面で最も優れている中国産のカシミヤの原毛を使用しています。
(だから工場が天津市にあるわけですが…。)
余談ですが、天津飯と称される料理は日本における中華料理の中で また天津甘栗という名称も日本だけで、市内には小宝糖炒栗子という |
余談はこれくらいにして、カシミヤ製品の製造過程のさわりをご紹介しましょう。
編み立てと言いますのは、前身ごろ、後身ごろ、両袖や襟など、それぞれをパーツ毎に編み立てる事です。 カシミヤ素材は高価な為、糸のロスがない成型編み機でパーツ毎に編み、1枚の製品に仕上げていきます。 |
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こちらも、編み立てです。 |
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手横という編み機を人力で動かして編み立てていきます。 |
糸切れや編み目不良、成型不良がないか編地1枚ずつ丁寧に見て確認します。 | |
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糸に細い部分があった場合、編地がきれいにそろっていないことが |
編地検品の後は、1枚1枚ていねいにアイロンをかけていきます。 | |
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編地は端がまるまってしまうので、平らになるようにしていきます。 |
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きれいにアイロンがけした後、寸法を測り指定寸法通りに |
リンキングは、それぞれのパーツをつなぎ合わせる作業です。 |
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その後さらに仕上げアイロンをして、検針器にかけます。 ここでは製品の中に万が一折れた針などが混ざっていないか、金属探知機で検査するわけです。 |
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ニット製品が出来るまでのながれをざっとお話しましたが、カシミヤが生地に仕上がるまでの製造工程はウールの約5倍かかります。 原始的な方法でうぶ毛をすき、グリージーからスカードへ、スカードからディヘアーへ。 すき取られたばかりのうぶ毛はグリージーと呼ばれます。 スカードは刺毛等の夾雑物を取り除く整毛工程を経て、純粋なうぶ毛だけのディヘアーとなり、このディヘアーに、さらにカード、紡毛を経て、各種製品となります。 カシミヤの加工工程の中でも、特に整毛工程は重要で、この工程は世界のカシミヤメーカーがそれぞれ企業秘密にしていることからも、 カシミヤは基本的に綿の状態で染められます。これをトップ染めと呼んでいます。 カシミヤと言えば、黒、グレイ、キャメルなどのいわゆるカシミヤらしいカラーが代表的ですが、 |
今年の冬はこんなカシミヤ達がデビューします。 |